月の雫

ひっそりと活動を続けております。

『月の雫』
D


ドラムはVDrumkit氏の生録で、ベースは最近買ったYAMAHA BB424Xを自分で弾いて録りました。
BB424Xですが、なんていうかゴリゴリしたロックな出音でスゲーです。でもこれ一台であれもこれもやるのは難しいかな……もう一本オールマイティーなベースが欲しくなるですよ。

VDrumkit氏はさすがの安定性です。V系っぽく叩いてくださいって指定だけで本当にさらっと叩いちゃうから本当に凄いです。

ギターはMusic LabのRealシリーズ三兄弟と、PettinhouseのDirect Guitarで打ち込んでます。自分で弾けたらいいのですが……ムズカシイ。
ストリングスはいつもお世話になっているKirk HunterのConcert Strings。迫力は他の専用音源に劣るかもしれませんが、扱いやすくて好きです。

VOCALOID猫村いろは嬢にお願いしました。ボカロの中でもポテンシャルはトップクラスだと思うのですが、あまり注目されないのが残念ですね。


曲自体はベースラインクリシェを多用してるいつもの感じです。
この曲を書くきっかけになったProject HL2氏からの指定が「ギターを使用した曲」だったので、ロック曲になりました。
私自身がどちかというとベース弾きなので、その視点で曲を書いちゃってる感じです。和音弾いたりわりとやりたい放題。
ていうかギタリストの視点で曲を書くってどんな感じなんですかね、イングヴェイマルムスティーン?


そんなわけで、これからもゆるゆると活動は続けていくと思いますのでよろしくお願いします。

Studio One 2 64bitとプラグインの相性など

・jBridge
jBridgeを通したプラグインを読み込むたびにエラーを告げるダイアログが2個出て面倒。
ダイアログの内容は英語なので、からきしな私には読める単語だけをナナメ読みするしかできませんでしたが、
ようはホストアプリケーションを管理者権限で実行しろということらしく。
実際、それで解決しました。


・XLN Audio Addictive Drums
64bitβ版は不安定。曲によっては読み込んだ時点でStudio Oneを巻き込んで落ちます。 #ありがとうPreSonus
KONTAKTがメモリをいっぱい使った時にその現象が起こるので、使用してるメモリ量に関係があるのかな?
解決策として、32bit版をjBridgeかけて使ってます。現状ではこれで安定。ただし32bit版で別途オーソライズが必要となりました。


・ImageLine Harmor
32bit版しかないのでjBridgeを通して使用。
ときおり発生するCPUのオーバーロードによるプチノイズに悩まされました。
jBridgeのSettingsで「Performance mode」にチェックを入れたら解決しました。


・IK Multimadia Sampletank2.5
32bit版しかないのでjBridgeを通して使用。
以前に比べ、CPU使用率が高い気がするのは気のせいか…。


mda JX10 , DX10
GUIが表示されない。元から専用のGUIがないのが原因でしょう。
プリセットの読み込みは可能。JX10のArctic Windさえ使えればいいかー。


・Fluxのエフェクター各種
どうもきちんと安定しない印象。もうちょっと使ってみます。


<おまけ>
YAMAHA SOL2
普通にインストールするとバグります。
Windows Aeroを切り、SOL2のディスクに入っているsetup.exeを互換モード(XP SP2)で立ち上げたらうまくインストールできました。
アプリケーション自体は互換モードではなく普通に立ち上げないと、デバイスを認識してくれません。


・Come on Music Recomposer for Windows98 Light
G36ファイル関連でバグが出るので、レジストリを弄る必要があります。
詳細は2chDTM板にあるスレあたりを漁れば出てくるでしょう。レジストリを弄ると面倒が起きることがあるので自己責任で。


気になったのは以上です。
あとは私が所有しているプラグインは大体64bitネイティブ、jBridgeを通したもの問わず安定してます。
x86からx64に移行する際にもうちょっと苦労するかなと思ったので、意外にもすんなりいってありがたいです。

お化けたちのワルツ

新PCへの環境移行も済み、慣らし運転も兼ねて過去曲をリメイクしてみました。

お化けたちのワルツ
http://soundcloud.com/arc4karma/1ubcnri5wqy9


制作時のトラブルのお話。

ひとつめ。
32bitのDAW用のVSTプラグイン/インストゥルメントを64bitのDAWで動かすJBridgeというソフトがあります。
今回はSampleTank2とFluxのエフェクターが64bitにネイティブ対応していないので、JBridgeを通して使ってみました。
結果を言うと、SampleTankはトラブルなく完動。Fluxのエフェクターは多少不安定な感がありました。
Fluxは64bitのDAWでブリッジを介して使うと不安定という話を見かけたことがあるので、それが実証された感じ。


ふたつめ。
今回はKONTAKTをはじめて実戦投入したのですが、Kirk HunterのConcert Strings2のキースイッチをいくつものパートで使ってるとリリースが不自然に途切れる、という現象がおこりました。原因は今だ不明です。
また、今回KONTAKTをマルチアウトさせたのですが、フリーズさせてWaveに書きだしたところ、なぜか不快なノイズまみれになったりして難儀しました。
いっそKONTAKTはマルチアウトさせないで、一つの音色に一台立ち上げるくらいのほうがいいのかな…? 次はそうしてみます。


まあしかし音源が変わると気持ちいいものですね。以前作ったものと音源が違うだけでここまで変わるとは。
Kirk HunterのConcert Stringsはほんと買ってよかったです。Group Buy、バンザイ!

PC新調

5年以上使っていたCore2duo E6600マシンに別れをつげ、新しいCPU(Core i5 3570K)を積んだPCを導入しました。
今後は目標として、次回のM3あたりにCDを一枚出せるように頑張っていきたい所存です。


PCを新調して一番面倒だったのはソフトウェアのインストール。
DTM関係のソフトは容量が大きいものも多く、さらにオンラインアクティベーションが必要だったりと(しかも各社それぞれ方式が違う!)面倒この上ない。
ゲームみたいに使いたい時にインストールすれば、というのは制作時のストレスになりますし、一気にやるしかないわけです。


その中でも特に大変だったRolandCakewalk)のD-Proのインストールを紹介。
(多分SONARの新しめに付属しているバージョンなら以下の問題は起きないと思われます。
 バージョンが1.0の人向けかな? もしくは単体パッケージ品だけで発生する問題かもしれません。
 またOSがWin7-64bitの場合特有の問題かも。)

パッケージのDVD-ROMをインストールするまでは問題なかったのですが、そのあとバージョンを1.2に上げる必要があります。
それは同梱のCD-ROMに収録されているのですが、それをインストールしようとしても、何をやっても弾かれてしまう。
困り果てて検索してみたら、Cakewalkの本国ページにある1.2のアップデータを当てるとうまくいくとの情報。
試してみたらうまくいきました。

1.2が無事に当たったので、次は64bitにネイティブ対応した1.5にしなければならなかったのですが、そこでさらなる問題が発生。
1.5のアップデータを当てようとしても途中で「アップデート元のソフトがありません」的なエラーが出て、またも弾かれる。
試行錯誤した結果、1.5アップデータのインストーラーの言語設定をJapaneseからEnglishに変えることでインストールが成功しました。
多分1.2を英語版でアップデートしてしまったために発生した問題だと思います。

というわけでパッケージ品を持ってる方は注意してください。
手順を簡潔にまとめると
1.D-ProのDVDパッケージをインストールする
2.http://www.cakewalk.com/ からDimensionPro1.2のアップデータを落として当てる
3.上記から1.5アップデータを落として「English」で当てる

以上になります。


ついでに。
64bitに対応していないプラグインを対応させるJBridgeというソフトウェアがあります。
スグレモノなんですが、注文をPaypalを通して行った際、Paypalの名義を日本語名(2バイト文字)で設定してあったため、
販売者側がそれを読み取ることができないのでアルファベットで名前を教えてほしいとメールが来ました。英語で。
英語とか学生時代から死ぬほど苦手だったのですが、頑張って(主にエキサイト翻訳さんが)なんとかなりました。
まさかPaypalにこんな罠があるとは… Paypalにはアルファベットで記載した名義や住所も一緒に登録してあるので、勝手にやってくれてるんだと思ってました。
目下、名義をローマ字にするよう手続き中です。これもまた面倒ですね。



そんな訳で休みを潰して環境構築した新PC。頑張って曲を書いていきたいです。

夜景を背に

曲を作ったのでSound Cloudにアップしてみました。

http://soundcloud.com/arc4karma/track-1

昔書いた「夜景を背に」というレースゲームのステージをイメージした曲を、現在の環境で手直ししたものになります。
最近IK Multimediaの15周年Group BuyでAmpliTubeシリーズを揃えたり、Best ServiceでセールしてたReal Guitarシリーズを揃えたり、
Image LineのHarmorをイントロプライス中に買ったりしてたので、そういったのを早く使いたかった結果がこれだよ!
ベースとバックのディストーションの刻みギターは自分で弾いてみました。へちょい。
ベースの弦が10ヶ月、ギターの弦が1年半以上換えてないのはご愛嬌…。

やっぱ打ち込みが楽でいいですね。次録る機会があったらもっと頑張ります…。

PreSonus Studio One Pro

ようやく機能に一通り触れた感があるので、使用感をレポ。
ちなみに私のDAW使用遍歴はYAMAHA SOL2→Cakewalk SONAR6 Power Studio→PreSonus Studio One(イマココ!)です。


※使用環境
OS:Windows XP 32bit
CPU:Intel Core2duo E6600
RAM:2GB
Audio I/F:PreSonus FireStudio Mobile

私の音楽制作スタイルとして、レコンポーザのWindows版でMIDIデータを作り、最終的にそれをDAWに持って行ってオーディオ化、という手順を踏んでいます。
ですがそれだとVSTi等も使えず不便なので、制作時はレコンポーザのMIDI出力をMIDIyoke OUTに、DAW側のMIDI入力をMIDIyoke INにすることで、レコンポーザのデータをDAWで出力させてます。
簡単に言うと、DAWそのものを1つのソフトウェアシンセサイザー的に扱ってる感じです。
なので、DAWソフト一本で制作環境を完結させたい方にとっては、あまりお役に立てないかもしれません。



◆良いところ
・直感的な操作(マニュアルいらない!)
・動作がおそろしく軽い
・RAM容量を使い切らない限り、抜群の安定感
・付属エフェクタが予想外の高品質
・CD作らない人でも何気に便利なマスタリング機能搭載
・オートバックアップ機能等やファイル保存選択肢の充実
・一括バウンス
・64bitOS対応してるので後々も使える

◆残念なところ
MIDIデータ入力機能が端的に言うとゴミ
・RAM容量使い切るとみるみる不安定になり、落ちる
・付属ソフトシンセは微妙
・ソフトシンセやエフェクトのフリーズ機能がない
・ボーカル用のピッチ補正プラグインがない
MIDI同期でマスターにしかならない(スレーブにできないっぽい)


とりあえず利点欠点を挙げるとこんなところですかね。
個人的に気になるところをもうちょっと細かくレポします。

MIDIデータ入力機能
ピアノロールしかありません。操作性も特筆するほどよくはないので、細かい打ち込みには向かないと思います。
しかもなんかこだわりがあるのか、データの値が0〜127ではなくて0〜100になってます。
ギターのパートでベロシティ127の時はピックスクラッチの音色が鳴るようにしてたんですけど、レコポで作ったデータをS1に送り込んだらベロシティ99.7とかそんな感じになってて、それは音源側では127とは認識されず、そこだけ手作業で100にし直す、というムダ作業が発生しました。

・安定してるけど、RAM容量を使い切ると落ちる
安定してるから遠慮無くプラグイン挿しちゃうんですが、気づいたらメモリ使用量限界がオーバーしてて、SampleTankやらStylus RMXが挙動おかしくなって、最終的にDAWごと落ちたり。
まあ私の使い方もですが、PCが古いのが一番の原因なので、新調して16GBとかにしちゃえばいいんですけどね。
なんにせよ基本的にCPUにせよメモリにせよギリギリまではほんともう感動するくらい抜群の安定感です。SONARだとCPU使用率50%いったあたりでもうgdgdになってましたから…。

・付属エフェクタ
これはまあデモ版試せばすぐお分かりいただけると思うんですが、本当に良い感じですよ。
EQとか評判高いですが、地味なところでフェイザーなんかも求めてた音を出してくれます。ただリバーブは味付けが濃い感じですね。

・付属ソフトシンセ
まずマルチティンバーのシンセがないんで、このDAWだけ買ってDTM始めますってのは厳しいです。
Sample Oneという簡易サンプラーがあるんですが、これは使いやすくてGoodだとは思います。

・マスタリング機能
制作してる曲の2MIXをマスタリングのプロジェクトファイルに送り込めるんですが、たとえばマスタリングの途中で2MIX直したいって時は、ボタンをクリックすると2MIX元のファイルを呼び出して編集可能になります。これは使ってみてはじめてわかる便利さ。

・フリーズ機能とピッチ補正機能非搭載
フリーズに関してはバウンスが簡単なのでそれで済む気もします。そもそもボクはあまりフリーズ使いたくないですし…。
ピッチ補正機能がないのは、他の専用ソフトを買えってことでしょう。下手にビルトインして重くなったり不安定になるよりはボクはそっちのがよいです。


総評として、基本的にMIDIデータ入力はあまりやらないとか他でやるとか、そういう人には非常におすすめできるソフトです。
レコポって人はもちろん、DominoとかSSW、XG Worksあたりをお使いの方は検討に値すると思います。
というか正直なところ、私が求めていたものがここに! って感じです。少なくともSONAR6からの移行で不満点が本気で無いです。

お値段もお求めやすく、国内でPreSonus製の安いAudio I/F買ってそれに付いてくるArtistをProにアップグレードして3万円ちょっと。
クロスグレード対象の製品をお持ちならもっと安くなりますし、海外で買える方はもっと安くなります。セールでArtist版が20ドルで売られることがあって、それを海外でアップグレードすれば2万円以下になります。

長くなってしまいましたが、このへんで。
いろいろつらつら書いてしまいましたが、気になる方はデモ版を触るとよいです。結局は、自分で触ってみるのが一番ですね。

Presonus FireStudio Mobile

購入して一週間経った時点での使用感をレポ。
ちなみに私のオーディオインターフェイスの使用遍歴はYAMAHA UW-500→EDIROL FA-66→Presonus FireStudio Mobile(イマココ!)です。

・レイテンシ
サンプリングレード88.2khzでバッファサイズ256が実用限界です。ASIO Latency Test Utilityで実測8.61 msでした。ただしプラグインをたくさん使うならもっとバッファを取らないとだめです。


・入力
入力数多いです。前面にXLRと標準フォーンどちらでも使えるゲインコントロール付きのインプット。背面に6つの標準フォーンインプット。
あと付属のコネクタを付けてS/PDIFの入力もあります。でもうちのシンセってYAMAHA MU500だけで、光は角型のやつなんだよなぁ…
入力のステレオ/モノラルの切り替えはUniversal Controlというソフトウェア上で行います。
質はなんかつらつらとカタログに書いてあっただけあって、エレキベース繋いだ感じだとFA-66よりもS/N比が高い感じでいいと思います。

・出力
前面にヘッドフォンアウト、背面にメインアウト。それぞれ独立したボリュームノブがあるので使い勝手がいいです。
音質はカタログには高品位D/Aが云々書いてありますが、よくわかりません。高域がFA-66に比べて出るようになって抜けがよくなってるかな? という気もしますが、プラシーボかもしれません。ブラインドテストとかするのもメンドクサイですしね。
何にせよ、音質アップを期待して同価格帯のI/Fをこれに買い替えるなら、良いヘッドホンを追加で買ったほうがよほどいいんじゃないかな。
あと付属のコネクタを付けてS/PDIFの出力もあります。こちらは試してません。

MIDI IN-OUT
付属のコネクタを付けて1in-1outのMIDIインターフェイスとして利用可能です。特筆すべきところはない。

・実際の使用感
いい感じです。ボリュームノブがぬるぬるタイプではなく、引っかかりがあって細かい目盛に止まっていく感覚なのは良いですね。
あと、なによりサンプリングレートもレイテンシも電源落としたりとかなくさくっと変えられるのがよいです。
(FA-66を使っていて「ちょっと・・」って思ってたのが、サンプルレートを変えたりASIOドライバでレイテンシの設定弄ったらいったん電源を切るとか、めんどくさかったんですよね。)
レイテンシは実用上問題ないレベルだと思います。少なくともベースを繋いでVSTエフェクトのAmpeg SVX通して弾いてても、問題に感じたりとかはないです。


・トラブル
私の環境では今の所、これを導入してからシステムが不安定になった、という事例はないです。
FireWireポート拡張カードはちゃんとTI製チップのモノを使ってます。FireWireオーディオインターフェイス使うならTI製のチップを使ったポートを使うのが前提条件らしいですね。

・総評
悪い買い物ではなかったかな、と思いますが、同時に、FA-66で我慢できなくもなかったかなぁ、とも思います。
まあ別記事で書く予定のStudio One Artistが一番の狙いで、ついでにI/F新調するかー程度のノリだったので良いこととしましょう。