Presonus FireStudio Mobile

購入して一週間経った時点での使用感をレポ。
ちなみに私のオーディオインターフェイスの使用遍歴はYAMAHA UW-500→EDIROL FA-66→Presonus FireStudio Mobile(イマココ!)です。

・レイテンシ
サンプリングレード88.2khzでバッファサイズ256が実用限界です。ASIO Latency Test Utilityで実測8.61 msでした。ただしプラグインをたくさん使うならもっとバッファを取らないとだめです。


・入力
入力数多いです。前面にXLRと標準フォーンどちらでも使えるゲインコントロール付きのインプット。背面に6つの標準フォーンインプット。
あと付属のコネクタを付けてS/PDIFの入力もあります。でもうちのシンセってYAMAHA MU500だけで、光は角型のやつなんだよなぁ…
入力のステレオ/モノラルの切り替えはUniversal Controlというソフトウェア上で行います。
質はなんかつらつらとカタログに書いてあっただけあって、エレキベース繋いだ感じだとFA-66よりもS/N比が高い感じでいいと思います。

・出力
前面にヘッドフォンアウト、背面にメインアウト。それぞれ独立したボリュームノブがあるので使い勝手がいいです。
音質はカタログには高品位D/Aが云々書いてありますが、よくわかりません。高域がFA-66に比べて出るようになって抜けがよくなってるかな? という気もしますが、プラシーボかもしれません。ブラインドテストとかするのもメンドクサイですしね。
何にせよ、音質アップを期待して同価格帯のI/Fをこれに買い替えるなら、良いヘッドホンを追加で買ったほうがよほどいいんじゃないかな。
あと付属のコネクタを付けてS/PDIFの出力もあります。こちらは試してません。

MIDI IN-OUT
付属のコネクタを付けて1in-1outのMIDIインターフェイスとして利用可能です。特筆すべきところはない。

・実際の使用感
いい感じです。ボリュームノブがぬるぬるタイプではなく、引っかかりがあって細かい目盛に止まっていく感覚なのは良いですね。
あと、なによりサンプリングレートもレイテンシも電源落としたりとかなくさくっと変えられるのがよいです。
(FA-66を使っていて「ちょっと・・」って思ってたのが、サンプルレートを変えたりASIOドライバでレイテンシの設定弄ったらいったん電源を切るとか、めんどくさかったんですよね。)
レイテンシは実用上問題ないレベルだと思います。少なくともベースを繋いでVSTエフェクトのAmpeg SVX通して弾いてても、問題に感じたりとかはないです。


・トラブル
私の環境では今の所、これを導入してからシステムが不安定になった、という事例はないです。
FireWireポート拡張カードはちゃんとTI製チップのモノを使ってます。FireWireオーディオインターフェイス使うならTI製のチップを使ったポートを使うのが前提条件らしいですね。

・総評
悪い買い物ではなかったかな、と思いますが、同時に、FA-66で我慢できなくもなかったかなぁ、とも思います。
まあ別記事で書く予定のStudio One Artistが一番の狙いで、ついでにI/F新調するかー程度のノリだったので良いこととしましょう。